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電動バイクに普及の兆し 国内二輪車大手が相次ぎ参入

2010-10-13

電動バイクに普及の兆し 国内二輪車大手が相次ぎ参入

蓄電池とモーターで走る電動バイクに普及の兆しが出てきた。
これまでは輸入車や新興企業製の販売が中心だったが、二輪車大手が相次ぎ本格参入する。
ただ、特別な品質基準はなく、国内で何台走っているかさえ正確なところは分からない。

安全面は大丈夫か。

乗り心地を一言で言えば「すーっ」。首都圏を皮切りに9月から売り出されたヤマハ発動機の
電動バイク「EC-03」は、音は静かで振動も少ない。走り出しはまるで平行移動しているかのようだ。

柳弘之社長は「2020年までにさらに3~4車種投入し、世界シェアの2割を獲得する」と話す。
来年には台湾や欧州でも販売。家庭のコンセントで約6時間かけフル充電すれば、約43キロ走れる。
すでに300台超が売れた。
09年に約38万台と、ピーク(82年)の1割に落ち込んだ国内二輪車市場の活性化に期待する。

電動バイクに力を入れるのは環境意識の高まりを追い風に、需要が大幅に増えると見込んでいるためだ。
電動バイクなら「爆音」のイメージも薄れる。調査会社の富士経済は、09年の国内販売台数を約4千台と推測。
20年には10万台まで成長すると予想する。

ホンダも12月、「EV―neo(イーブイ・ネオ)」を、官庁や配達業者向けにリース販売し始める。
将来は個人向けにも売る。スズキも電動バイクへの参入を決め、公道での走行調査を始める。

今、国内を走る主役は中国製や新興企業製だ。構造が複雑なガソリン式と違い、モーターと蓄電池を調達すれば、
比較的簡単につくれ、新規参入しやすい。都内のアイスクリーム製造器の輸入業者は、電動バイクの輸入会社を立ち上げ、7月から中国製品の輸入を始めた。経営者は「大手の参入で市場が拡大すればチャンスも広がる」。

カー用品メーカーのプロスタッフ(愛知県一宮市)は、09年3月から販売。今年3月に売り出したモデルは13万円台で
「大手より安く、日本で組み立てており品質も保証できる」と自信を示す。

こうした企業の弱点は販売網だった。販売店は大手メーカーの系列が多く、なかなか入り込めない。そこで家電量販店に目をつけた。首都圏を中心に展開するノジマは昨年から販売。約50店で扱い、プロスタッフの約400台を販売した。

■規制なくトラブル増加

一方でトラブルも増えている。全国の消費生活センターには08年ごろから相談が増え始めている。
「故障が相次ぐ」「業者が故障に対応してくれない」などだ。
電動バイクに関する特別な規制はない。通常の二輪車と同じく、前照灯など道路交通法で定められた保安基準を
満たせば走れる。輸入の許可もいらず、粗悪なバイクが入っている可能性もある。

国内で何台走っているかも正確には把握できていない。環境車の導入促進活動をする次世代自動車振興センターは
「輸入車を含めた統計はない」。原付きバイクの登録を管轄する総務省も「登録に電動式とエンジン式の区分けはなく、
その割合は不明」とする。

日本二輪車協会は「法的整備を含め、政府に規制の要望は随時している」という。過去に苦い経験もある。
実はヤマハ発動機は今回が再参入。02年に大々的に売り出したが、07年に電池の不具合が発覚して撤退。
市場拡大に急ブレーキがかかった。

明治大学の向殿政男教授(安全学)は、「電動バイクは構造的には『電化製品』。大事故や問題が起きる前に、
消費者庁などが新基準を設けるべきだ」と話す。

asahi.com
http://www.asahi.com/car/news/TKY201010090222.html
□■□業界注目!! 業界新聞一面ニュース

●ホンダ・2年内に新型投入
「軽25万台へ3車種・国内成長の柱/商品力で勝負」

(日刊自動車新聞  10/13号)

●「KhodaaBloom」「marukin」の2ブランド戦略に舵を切ったホダカ
「サプライチェーン・マネジメントの確立で販売店とのリンク形成」が直近の課題

(輪界レポート 10/13号)

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