二輪車の新車市場はまだまだ厳しい状況が続いていますが、
それを尻目に中古市場が盛況になりつつある!! というニュースを
「asahi.com」で取り上げられていました。
ちなみに2009年の中古車オークション出品台数は46万台。
中古販売台数はなんと新車の倍の80万台に達したとの見方もあるそうです。
この中古車市場の活況はオートバイを手放すライダーが増えて品揃えが充実し、
消費者も割安な中古を選ぶ傾向を強めていることが背景にあるとのこと。
確かに不景気になって趣味性の高いオートバイを維持することが難しいという
のが現状のように思われます。
記事の中で取り上げられていたある店舗の場合、
店頭に並ぶ250台の6割は中古車。売れ筋は250ccスクーター。
4~5年前のモデルは新車の半額の30万~40万円ほどとのこと。
その店舗の社長の話だと
「新車は価格が50万円を切らないとなかなか売れない」と、
中古を多数扱う理由を説明。
その記事から一部内容を抜粋すると
「日本自動車工業会によると、09年の新車販売は38万台で00年の78万台から半減。
06~08年に強化された排ガス規制対応で価格が1割ほど上がり、
「開発費が限られるなか日本の規制対応だけの開発は難しかった」(メーカー関係者)ため、
モデル数も半減した。これが消費者離れを加速させ、08年末からの不況が追い打ちをかけた。
その結果、需要の一部が割安な中古に流れたようだ。
また、日本二輪車オークション協会によると、09年の中古オークションへの出品は46万台で
00年(31万台)から5割増えた。」
以上のような内容を見るとやはり価格がポイントになっていることが
よく分かりますよね。高額な輸入車を購入するような一部の富裕層を除き、
大半は日常の足としての手ごろさを求めているでしょうから。
いずれにしてもまだまだ中古車市場の優勢は続きそうですね。