2010-02-05
読者の皆様もすでにご存知だと思いますが、今トヨタ自動車が窮地に立たされて
います。
あれほど安全性の高さで世界中に認められてきたメーカーが、足元をすくわれる
なんて誰が想像したでしょう。
一番問題になっているのが、アクセルが戻らないという事例。
このアクセルペダルはアメリカのメーカーが納入していた部品らしく、これが問
題になっているようです。この部品はアメリカだけなく、欧州や中国などでも使
用されているために、800万台にのぼるリコールになったとのこと。
この数字は昨年のトヨタの全世界での販売台数を上回るらしいです…。
部品の共用化というものはコストダウンできる一方で、一歩間違えば恐ろしいこ
とになるんですね……。
加えて新型プリウスのブレーキが利かずに事故が多発しているという追い討ちま
で発生。今一番の売れ筋であり、トヨタのイメージリーダーだけに大ダメージで
しょう。
この一件は他人事では済まされないですね。
日本を代表する企業がこうなった以上、日本製品への信頼性が揺らぐ可能性もあ
ります。
我々のようなモノを扱う企業は、この一件を肝に銘じて製品の開発に取り組まな
ければとつくづく感じた次第です。