鳩山政権の終了により、様々な政策が滞ったままになっているが、
その中の一つである高速道路の無料化について国土交通省は７日、
高速道路無料化の社会実験を28日から行う方針を固めた。
期間は来年3月末までで、全国37路線50区間が対象になる。
当初は、普通車の上限金額を2000円にする新料金制度と同時に
実施する予定だったが、国会審議が遅れているため、
無料化の社会実験を先行させるようだ。
無料化の対象は、八戸自動車道の下田百石・八戸～安代ジャンクション（87キロ）、
舞鶴若狭自動車道小浜西－吉川ジャンクション（112キロ）など約1626キロ。
自動料金収受システム（ＥＴＣ）の搭載や、大型・普通の車種にかかわらず、
すべての車が対象になるとのこと。
無料化の社会実験の今年度の事業費は1000億円。
当初、6000億円を要求したが、財政難から規模が縮小された。
民主党はマニフェストに原則無料化を掲げており、
今回の社会実験で、渋滞の状況や環境への影響など検証した上で、
段階的な実施を目指す。
一方、新割引制度に関しては、休日の上限1000円割引など
現行の割引制度が廃止されることから、民主党内から反対意見が噴出し、
６月実施が先送りされたまま、めどが立っていない。
この無料化の対象路線はどれも交通量が少ない地方路線ばかり。
果たしてこれで社会実験といえるのかは疑問が残るところではあるが…。
（産経新聞 6/8）
□■□業界注目!! 一面ニュース
●全国の小型二輪販売が5722台に
「17カ月ぶりの増加に転じる・市販車ではCB1100初登場V」
二輪車新聞の集計によると3月の小型二輪（251cc以上）の
全国販売台数は合計で5722台にのぼり、前年同月比165台（3%）増となった。
機種別でみると、市販車としてはCB1100タイプ1がCB400SF/ＳＢの牙城を
崩すかたちとなった。
（二輪車新聞 6/8）
●市況悪、値上げ基調のなか10%回復をめざす2010年台湾業界
「急上昇し始めた欧州向け輸出」
悪天候、ギリシャ危機による低迷も3-4月に一転
天然ゴム、鉄材、アルミなどの原料高騰で値上げムード一色となった台湾業界
（輪界レポート 特報版1 6/7）
●ホンダ・売れ筋に特別仕様車など集中
「徹底的に絞り込み・計画販売を浸透」
新車効果が切れた後のモデルを対象に
グレード、オプション、カラーなどの仕様を徹底的に絞り込み
マイナーチェンジなどの改良期に種類を半分以下へ
（日刊自動車新聞 6/8号）